〜子宮頸管無力症体験記Part2〜
Part1では妊娠初期のトラブルのことについて書かせていただきました。
この記事では、いよいよ入院を宣告されてしまいます。
その時の気持ちについて書くことができたらなと思います。
🌸この記事で分かること
- 妊娠中の違和感から入院に至った経緯
- 子宮頸管無力症疑いと診断された時の状況
- 入院決定時の心の葛藤と家族とのやりとり
突然の入院宣告。診察のきっかけは小さな違和感
お腹近くで鳴った「パチッ」という音で不安に

順調に仕事をしていた日々。とある日にお腹付近から「パチッ」という音が聞こえた気がしました。まさか破水?と思ったけど、お股から水が勝手に流れている感覚は全くなかったし、腰の方からも「パキッ」という音が聞こえた気がしたので、その日は様子を見ることにしました。
その1週間後ぐらいに、またお腹付近から「パチッ」という音が、、、、これまた仕事中で、2度目のその音が聞こえてから全く集中することができず、上司に許可をもらって、早退して急遽診察に行くことにしました。
子宮頸管が1.3cm!?まさかの転院指示
病院についてからいざ診察。
「破水はしていないから大丈夫。子宮口も閉じているし、問題ないよ。でもね妊娠17週なのに子宮頸管が1.3センチしかない。通常は4〜5センチはほしいところ。
💡子宮頸管って?
子宮頸管は、赤ちゃんがいる子宮の下にある“赤ちゃんが通る通路”のような部分で、通常は3〜5cmほどあります。これが短くなると早産や流産のリスクが高くなるため、入院管理や手術が検討されることもあります。
たぶん入院する長さなんだけど、ここの病院では入院できない。紹介状を渡すから、明日から国立病院に転院してほしい。国立病院で診察を受けてから入院するか決まると思う。」
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、。え?
妊娠中何度目かの、頭真っ白でした。
破水していないかの診察に行ったのに、子宮頸管が短すぎて入院????
臨月の人並みの子宮頸管の長さしかない????
このままだと赤ちゃんでてくる可能性があって助からないかも?????
びっくりしすぎてその場では泣けませんでした。
診察後、先生に「職場に戻って片付けとかしてきてもいいでしょうか?」と聞いてみたら
「今すぐに家に帰って安静にしておいてね。職場にはもう戻れないと思ったほうがいいと思う。」
、、、、、、。
ですよね〜😭
その後は、夫や職場に電話したり、息子の保育園の先生にも伝えたり、明日の病院送迎を義母にお願いしなきゃだったり、入院準備しなきゃだったりと、バッタバタしておりました。
入院すると伝えたときの夫の反応
すっごくドライな私の夫、「赤ちゃんが出てきちゃう可能性があるから入院するかも」と電話で伝えると、「そう。わかった。」です、、、、、。
もっとなんかないの!!!!と思いましたが、心の中ではなにか思っていてくれたのかな?と夫の反応は全く気にしないようにしました。
で、私の夫は育児家事なんでもできる人なので、夫にすべてを任せて準備することができました。
泣けなかった日、そして涙が止まらなかった朝。

昨日の診察が嘘なんじゃないかというほど、いつもどおりの朝を迎えました。
診断を受けた日は全く泣かなかったのに、いざ出発するよ!ってときに大号泣。
息子と離れるし、いつまで入院するのか全く分からない、下手したら出産まで帰れないかもしれないという不安に押しつぶされて、息子の前で涙を我慢することはできませんでした。
泣いてる母を前にして何か思ったのか、いつもはしないのに、頭を撫でてくれてさらに号泣してしまいました(笑)
こういうちょっとした成長も目の前で見れなくなるのか、、、、と更に悲しくなっておりました。
国立病院での診断と入院決定

「8割は助からない??」衝撃の言葉と覚悟
感動の息子とのお別れを済ませて、いざ診察。この時にお医者さんから言われたことは
「すぐに入院するレベル。このままなにもしなければ、8割の確率で助からないか、早産になる。」
再度、直接お医者さんの口から聞くと、今の私の状況がとんでもない事態なんだと認識できて、「やっぱり入院は避けられないか、、」と思いました。
昨日の診断から覚悟が決まっていたし、上の子と一緒に過ごすとどうしても安静にはできないと思って私は入院準備を済ませてから診察に向かったので、即日入院することにしました。
また、この時点では、感染症なのか体質なのか、何が原因で子宮頸管が短くなっているのか不明だったことから、はっきりと「子宮頸管無力症だね」とは言われませんでした。
「赤ちゃんの意思かもね」の一言で涙
私が一番気になっていた「お腹付近から鳴った音」について先生に聞いてみたけど、関係ないとのこと。
先生曰く、「赤ちゃんの生きたいと思う意志を母親に知らせたかったのかもね。」
その一言で、またうるうる。
赤ちゃんを信じてこれからの入院生活頑張ろうと思いました。
まとめ
💡まとめ|違和感は無視しないで。入院が命を守ることもある
– 妊娠中の些細な変化(音や違和感)が大きなサインであることも
– 子宮頸管が短いと診断されたら、無理せず病院の指示に従うことが大切
– 入院は怖くて不安だけど、「守るべき命がある」からこそ、意味のある時間だと感じました
同じ状況で不安な妊婦さんへ。あなたの赤ちゃんも、きっと頑張ってくれています。一緒に乗り越えていきましょう。